2011年6月24日金曜日

生命を賭して地域に貢献する消防団員

東北地方太平洋沖地震と、この地震によって引き起こされた津波による
消防団員の犠牲者は、249人の多くになる。この多くは、住民の津波
への避難の呼び掛け、住民の避難の誘導、搬送中にいのちを落としたと
されている。これらの方々のご冥福を衷心よりお祈りします。、

消防団員は、全国に設置された消防団に所属し、地域の防災に努める。

消防団員とは、日ごろは本業を持ちながら、自分の居住する地域の消防団
に所属することで、火災、事故あるいは災害などが発生した際に消防活動
を実施する者を指す(消防組織法第9条、第15条の2)。

消防団員の身分は、地方公務員法及び消防組織法に規定された、市町村に
おける非常勤の特別職地方公務員である。しかし、消防本部を置かない市
町村の消防常備部の消防団員にあっては常勤の一般職の地方公務員となる。

消防団員は、地方公務員ひいては公務員全体の中でも最大の員数を有する
職種である。

通常は、他の職業等に就いている一般市民で団員が構成されており、自治体
から装備および僅な報酬が支給される(報酬がない団も存在する)。その活
動はボランティア精神で成り立っている。近年は女性団員が増えている反面、
男性団員が減りつつある。2007年4月現在、日本における消防団員数は89万人
余で、消防団数は2474団である。なお、消防団は活動の根拠が自治体の条例
であるため、自治体によって活動内容が異なる。

下記に、陸前高田市の消防団員が撮影した YouTube 上の動画を示す。
これは、陸前高田市消防団米崎分団第1部部長 大和田さんが撮影された動画
をもとに作成されている。
この動画は、2011.03.11 消防団員撮影 陸前高田市 津波 のタイトルで、
satoke721 さんが 2011/03/13 にアップロードしたものである。



この稿を終えるにあたり、今は亡き消防団員の皆様に、愛悼の意を衷心より
表します。

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