2011年6月29日水曜日

詩: 心に太陽を持て

先日(27日)、NHK の連続テレビ小説「おひさま」で、心に太陽を持ての
詩がとりあげられていた。そこで、この詩を調べてみた。

心に太陽を持ての詩は、ドイツの詩人ツェーザル・フライシュレン(Cäsar
Flaischlen 1864年5月12日~1920年10月16日)によるもので、日本では
人の心を励ます詩ツェーザル・フライシュレンの祈り「心に太陽を持て」
(山本有三訳)として知られている。

初版本では、

 心に太陽を持て
 あらしが吹こうが、雪がふろうが、
 天には雲、
 地には争いが絶えなかろうが!
 心に太陽を持て
 そうすりゃ、何がこようと平気じゃないか!
 どんな暗い日だって
 それが明るくしてくれる!

 くちびるに歌を持て
 ほがらかな調子で
 毎日の苦労に
 よし心配が絶えなくとも!
 くちびるに歌を持て
 そうすりゃ、何がこようと平気じゃないか!
 どんなさびしい日だって
 それが元気にしてくれる!

 他人のためにも、ことばを持て
 なやみ、苦しんでいる他人のためにも。
 そうして、なんでこんなにほがらかでいられるのか、
 それをこう話してやるのだ!
 くちびるに歌を持て
 勇気を失うな。
 心に太陽を持て

 そうすりゃ、なんだってふっ飛んでしまう!


とある。改訂版では、

 心に太陽を持て。
 あらしが ふこうと、
 ふぶきが こようと、
 天には黒くも、
 地には争いが絶えなかろうと、
 いつも、心に太陽を持て。

 唇に歌を持て、
 軽く、ほがらかに。
 自分のつとめ、
 自分のくらしに、
 よしや苦労が絶えなかろうと、
 いつも、くちびるに歌を持て。

 苦しんでいる人、
 なやんでいる人には、
 こう、はげましてやろう。
 「勇気を失うな。
 くちびるに歌を持て。
 心に太陽を持て。


とある。TV では、初版本の画像が使われ、改訂版が朗読されていた。

自分を励ますとともに、このたびの東日本大震災で被災されました方々
を励ます意味をこめて、ここに詩「心に太陽を持て」を記します。

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