2011年7月26日火曜日

幽霊の日

文政8年(1825年)7月26日に鶴屋南北作の東海道四谷怪談が江戸・中村座
で初演されたことに由来している。

四谷怪談とは、元禄時代に起きたとされる事件を基に創作された日本の怪談。
江戸の雑司ヶ谷四谷町(現・豊島区雑司が谷)が舞台となっている。

基本的なストーリーは「貞女岩が夫伊右衛門に惨殺され、幽霊となって復讐
を果たす」というもので、鶴屋南北の歌舞伎や三遊亭圓朝の落語が有名であ
る。

怪談の定番とされ、折に触れて舞台化・映画化されているため、さまざまな
バリエーションが存在する。

四谷怪談の基になった実話については、四谷のお岩稲荷に1827年に記録された
文書が残されている。

お岩稲荷の文書によれば、四谷に住む武士・田宮又左右衛門の娘、お岩が浪人の
伊右衛門を婿にとったが、伊右衛門が心変わりして一方的にお岩を離縁したため、
お岩が狂乱して行方不明となり、その後田宮家で変異が相次いだため、田宮邸の
跡地にお岩稲荷を建てたというものである。

参考資料
四谷怪談

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