携帯電話の電磁波が体に与える影響について、総務省は1日、説明会を開いた。
WHO(世界保健機関)の専門機関・IARC(国際がん研究機関)が「携帯電話の電
磁波が原因で、脳のがんの一種である神経膠腫(こうしゅ)になる可能性があ
る」と発表したことを受け、総務省は1日、正しく安全性を理解してもらうため、
「電波の安全性に関する説明会」を開いた。
研究によると、携帯電話の電磁波による発がんの危険は、コーヒーや漬物などと同
程度という。しかし、その根拠は薄いとの見方もある。
説明会で講師を務めたJET(電気安全環境研究所)電磁界情報センター・大久保
千代次所長は、「動物実験や細胞実験で、確実に健康影響に結びつく証拠は、
今のところない」と話した。
正確なリスクを分析するため、IARCは今後も研究を続けるとしている。
参考資料
“携帯電話で脳のがんに”総務省が説明会
携帯電磁波に発がんリスクの可能性~WHO
携帯電磁波、がん発症リスク高まる~WHO
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