2011年8月16日火曜日

枝豆: だだちゃ豆

立秋(8月8日)が過ぎたのに厳しい残暑が続く今日このごろ、枝豆にビール
がおいしい季節である。

だだちゃ豆は、枝豆用として栽培されるダイズの系統群である。山形県庄内
地方の特産品であり、江戸時代に越後から庄内に伝わった品種を選抜育成し
たものと考えられている。

栽培する土地が合わないと風味が落ちてしまうことから、生産地が限られてい
る。収穫期も短く、また保存も困難だったため、長らくまぼろしの豆と呼ばれ
たが、近年の輸送手段の向上等により全国的に知られるようになった。

品種は小真木(こまぎ)・甘露・早生白山・白山・尾浦とあり、特に人気がある
のは白山(しらやま)である。

「だだちゃ」とは庄内地方の方言で「おやじ」「お父さん」を意味する。現在で
は普段それほど多用される言葉ではなく、意味は通じるものの死語に近い。

JA鶴岡が平成9年に「だだちゃ豆」の商標使用権を獲得し、ブランドイメージの保
護にあたっている。

参考資料
だだちゃ豆

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