繋駕速歩競走(けいがそくほきょうそう、けいがはやあしきょうそう)は競馬の
競走の一種である。
右前肢が出ると同時に、左後肢が出る歩法で行なわれる競馬で、4本の肢のうち
どれかが地面についてないと失格となる
サラブレッドではなくスタンダードブレッドを初めとしたトロッターが競走馬とし
て使用される。ここで、トロッター(Trotter)とは速歩の得意な馬、あるいはその
ような馬の品種のことである。
この繋駕速歩競走の発祥は古代の戦車競走に由来する。
一時期の関西地区の中央競馬を支えていた繋駕速歩競走であったが、
軽種馬、特にサラブレッドの生産頭数が増加し、1競走あたりの出走
頭数や競走数が増加してきた一方で、速歩馬は高齢まで出走を続ける
馬も多く、速歩馬自体の在厩馬自体も増加していった。
さらに、速歩馬の殆どが京都競馬場の厩舎に所属していたが、走法な
どの調教には時間を要する為、次第に増加してきた平地競走用の馬と
の調教時間の調整が難しくなってきた。一方競馬ファンからは、レー
スにスピード感に乏しいなどの理由もあり、主催者・ファンの双方か
ら、次第に興味が失われていった。
1968年12月、中京競馬場で行われた競走を最後に中央競馬での繋駕速
歩競走は終了した。
参考資料
繋駕速歩競走
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