2011年8月20日土曜日

休眠汗腺: 悪い汗

人間の体には200万〜500万の汗腺があると言われるが、その半分近くは
普段は休眠状態にある。しかし、運動不足だったり、エアコンの利いた
室内ばかりにいると、体は汗をかく必要が無くなってしまい、さらに休
眠汗腺の数が増え、活動している汗腺の数は減ってしまうという。

汗をつくるのに十分な時間があれば、汗の原液からミネラルなどの成分は
再吸収されて減り、水分ばかりの良い汗を作ることができる。しかし、時
間が足りないと、水以外の成分を多く含んだ悪い汗をかいてしまう。

つまり、活動している汗腺の数が減ると、1つの汗腺は他の休眠している汗
腺の分まで働かなければならない。そのためゆっくり、水分以外の成分を血
液に戻している余裕がなくなってしまうのだ。

しかし、日ごろから汗をよくかくようにしていれば、休眠している汗腺は活
動を始める。活動している汗腺の数が増えれば、1つの汗腺が一定時間当たり
に出す汗の量が減るため、良い汗が作れるというわけだ。

定期的に十分な運動をする、エアコンを控える――などで、活動する汗腺の数
を増やし、良い汗をかけるようになる。

良い汗がかければ、熱中症予防につながる。

参考資料
お風呂の汗腺トレーニングで“大汗知らず”

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