2011年8月21日日曜日

加賀野菜: 金時草(きんじそう)

夏の旬な野菜: 金時草は、酢の物、煮物として、金沢市ではよく食され
る。シャキシャキ感がいいとされる。


和名はスイゼンジナ(水前寺菜)といい、キク科ギヌラ属の多年草で、
日本へは18世紀に中国から渡来したものであるが、九州の熊本市で古くか
ら栽培されていたのでこの名がついたとされている。

このスイゼンジナが江戸時代に、北国である石川県で栽培されていた記録
(農業開志 著者農学者村松標左衛門1775年頃)がある。しかし、商品とし
ての栽培が広がり始めたのは昭和初年頃のことで、以来70年間、全国的に多
く栽培されているのは、金沢だけである。

ビタミンA、鉄分、カルシウムを含む夏の健康野菜で血圧の抑制効果も認め
られる。

アントシアニン(ポリフェノールの一種)を多く含むとされている。

参考資料
金時草

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