23日には、大原漁港へ集結した十八社の神輿がそろって五穀豊穣、
大漁祈願ののち午後3時頃から汐ふみの行事にうつる。
この汐ふみは、この祭りの三大みどころの一つで、怒濤の中で神輿
が数社もみあうさまは勇壮豪快の一語につきる。汐ふみ行事後は、
木戸泉酒造前に全部の神輿が打ちそろったのち、二社が並列で唄い
おどり、もみあって大原小学校々庭へ向う。
夕方5時頃になって大原小校庭に入った神輿は、さながら神輿の競争
の如く、力のかぎり校庭内を駆け巡る。やがて、夕暮ともなると各神
輿はかけおわり神輿を何度となく、高々となげあげ、うけとめ、なげ
終わる頃、祭りはクライマックスの状態を迎える。
各神輿の提灯にあかりをともすころ、神輿を高々とささげ、二社三社
とよりそい、哀調おびた別れをおしむ唄「若けもんども 別れがつら
い会うて別れがなけりゃよい」とうたうさまは、さきほどまでの荒々
しさとうってかわった風情といえる。この大別れ式では大原小校庭が
神輿、氏子観衆で埋る。
24日は、午前中それぞれ地区の行事後、午後3時頃大原八幡神社に参集。
自由渡御後、午後4時頃、木戸泉酒造前に打ちそろい、以後23日とおな
じ体制で大別れ式にのぞむ。この日は大別れ式後来年の祭りまで、しば
し神輿との別れをおしむ若衆が遅くまで神輿をもんだあと、甚句や木遣
によって宮入りとなる。
上記文章、写真は、参考資料からの抜粋引用である。
参考資料
大原はだか祭り （9月23日（祝）、24日（土））
いすみ市観光協会
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