竹久夢二美術館でセンチメンタル・ビューティー 夢二式美人画展が
2011年7月2日(土)~9月25日(日)開催されています。
大正時代を代表する画家・竹久夢二(1884-1934)が描く美人画は"夢二
式"と称され、当時大変な人気を博しました。
S字にくねるほっそりとした肢体に大きな手足、愁いを帯びたうりざね顔、
長いまつげと伏し目がちな眼、そして焦点の定まらない虚ろな視線・・・
これらの特徴を持つ〈夢二式美人画〉は、センチメンタルな雰囲気を醸し
出し、男性のみならず多くの女性をも魅了しました。
この〈夢二式美人画〉誕生の背景には、モデルとなった恋人の存在が大きく、
彼女たちは夢二の絵から抜け出たような美しい女性として、憧れの対象にな
りました。
さらには、夢二が描いたおしゃれなコーディネートに影響を受けた女性た
ちが、夢二式の装いに身を包み出現しました。 本展では〈夢二式美人画〉
が誕生するまでの過程を、夢二の画業を辿りながら紹介すると同時に、
夢二が表現した女性美の世界を広く展観していきます。
参考資料
センチメンタル・ビューティー 夢二式美人画展
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