2011年8月26日金曜日

イソフラボンとは

イソフラボンは、大豆胚芽に特に多く含まれるフラボノイドの一種であ
る。

今のところ、ダイゼイン、ゲニステインを代表とする15種類の大豆イソ
フラボンが確認されている。

大豆イソフラボンは、骨粗鬆症や更年期障害、乳がん等の女性疾患に対
する有効素材として1991年に米国立がん研究所が抗がん効果の研究に乗
り出している。

欧米では、日本人の長寿、そして骨粗鬆症や更年期障害、乳がん等の発
生率の低さの秘密を大豆イソフラボンだとして研究している。

イソフラボンは大豆のほかに葛の根やクローバーなどにも含まれてる。

大豆イソフラボンは、更年期障害や2型糖尿病の改善に効果があるといわ
れ、また骨粗鬆症に対しては特定保健用食品として「骨の健康維持に役立
つ」という表示が許可されたものがある。

大豆イソフラボンの長期摂取と骨密度の関係は相関を証明出来る十分な
データが無い。

厚生労働省は食品安全委員会に調査を依頼し、サプリメントや添加物と
してのイソフラボンの過剰な摂取に注意を呼びかけることとなった。

厚生労働省研究班による大規模なコホート研究では、食品からのイソフ
ラボンの摂取量が多いほど日本人女性の乳がんや脳梗塞と心筋梗塞、男
性の一部の前立腺癌のリスクが低下するという相関関係が見られた。

参考資料
イソフラボン
「健康食品」の安全性・有効性情報イソフラボン
イソフラボン

0 件のコメント:

コメントを投稿