2011年8月28日日曜日

クルクミン: ウコンの黄色色素

クルクミン (curcumin) はカレーのスパイスであるウコン(ターメリック)の
黄色色素である。ポリフェノールの一種であるクルクミノイドに分類される。

鮮やかな黄色を持つことから、天然の食用色素として用いられる。昨今では、
クルクミンを配合したドリンク剤や健康食品(栄養補助食品)などにも、広く
活用が図られている。

クルクミンの生理作用として抗腫瘍作用や抗酸化作用、抗アミロイド作用、抗
炎症作用などが知られている。

クルクミンを主たる成分とする「うこん (春ウコン、秋ウコン、クスリウコン
など)」は、生薬や漢方薬の素材、食品、民間的な傷薬、および天然顔料として、
主にインド、東南アジア、中国、琉球諸島などの諸地域で、古来より長く利用さ
れている。

クルクミンを主たる成分とする「うこん」は、日本においては、厚生労働省が食
薬区分において、成分本質 (原材料) では医薬品でないものに分類されている。

俗に、「抗酸化作用がある」、「肝臓によい」、「発がんを抑制する」などとい
われているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータは見当たら
ない。

参考資料
クルクミン

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